車に乗り込み、やっぱり無言のまま家へと帰っていく。 家が近くなってくるとどんどん早くなってくる鼓動、それがしんどい体に堪えて苦しくなる。 数分後… 「ただいま…」 フラフラした体で玄関をくぐった。 背中で母親が扉を閉めるのを確認すると、体が自然に強張る。 ガチャ え? リビングの扉が閉まる音を聞いて驚いた。 何もしてこない?… 不気味に思いながらも、自室へと向かった。 制服を脱いで部屋着に着替えベットにダイブ… すぐに睡魔が襲ってきて、それに逆らうことなく眠りについた。