「愛莉紗ちゃん!俺、何かあったのかと思ったよ!」 「……っはあっはあ」 こんなド田舎で何があるっていうのよ!?そう言おうとしても息が上がって上手く言えない。 屈んで膝に手を置き、息を整える。その拍子に鞄は地面に落ちた。ドサッ!と大きく音を立てて。