―――もう8時10分なんだから 「いぎゃあああああ!」 あり得ない…っ あり得ない…っ! ヤバい!ヤバい!ヤバい! 1階から『煩い!』と母親の声が怒声が聞こえたけど、ハッキリ言うとそれどころではない(ごめんなさい!) 急いで適当に真新しい教科書を鞄に突っ込む。化粧ポーチ・鏡・香水・お菓子・櫛・スプレー・携帯――――片っ端から適当に詰め込んでいく。 朝からどたばたと自室から家中に足音を響かせた。