『あ……み、湊何照れてんだヨ。愛莉紗ちゃんが可愛いからデショ?あはははは』 『ほ、本間やぁ。あはははは。湊は愛莉紗が可愛くて照れとるだけやから気にせんで、』 『だから不細工だって』 『『……』』 2人の必死のフォローも虚しく“湊”と呼ばれる男はばっさり切り捨てる。 しれっと言う湊に、八重と太陽からは冷や汗が滝のように流れた。 2人は私を気を窺うようにチラチラと見てくる。内心この湊という男に腸が煮えくり返っているが、グッと堪えた。