「そうだよ?俺と女と男の計3人。あ!でもキミが来たし今日から4人か!」 「…好きで来た訳じゃないし」 「え?何か言った?」 「…別に…」 「なら早く行こう!その2人に会わせてあげるよ!2人も待ってると思うから!」 嬉しそうに笑う茶髪少年は、私がこの島の住人になる事を素直に喜んでくれている。当の本人は全く乗り気じゃない移住なのに。 自然と、かなり不機嫌な受け答えとなってしまう。無愛想な女だと思われても仕方のないこと。