綺麗な彩りに咲く花畑。大きな風車。そして時計台。田んぼ。緑の草木。商店街染みたお店の数々。 お店の前を通れば、お婆ちゃんやお爺ちゃんが、優しく声を掛けてくれた。 そのとき知ったことだけど、どうやら私は『都会から来た女子高生』として有名らしい。 それは真麻も一緒。『小学生の子』として出回っているみたいだ。 小さな島だけあって噂話は出回るのがかなり早いらしい。 教えてくれた親切なお婆ちゃんに御礼を言うと、また島を徘徊し始める。