運命の出逢い?


そんな馬鹿な!



「こんなド田舎、ダサい男しか居ないに決まってんじゃんバァカ」



幾らなんでも私にだって選ぶ権利くらいある。ダサい男が私に惚れることはあっても私がダサい男に惚れることはまず有り得ない。


良い女には良い男と結ばれるのがセオリーなのよ――――――――――だからこの田舎で甘酸っぱい青春は皆無。



「青春なんて、味わったことないしね」



それは


昔も


今も


これからも


――――変わらない。