「高槻くん!愛莉紗がねぇ高槻君と仲直りしたいって悩んでたよお〜!」 「ちょっ!」 慌てて菜穂のセーラー服を引っ張るが―――――――既に遅かった。その言葉を耳に入れた湊が私に驚きの眼差しを向けていた。 菜穂が隣に座る湊に笑顔で話し掛けたのだ。いきなりのことで八重と太陽も驚いている。