「ちょとお〜。なに笑ってんのお愛莉紗。教師に手出すの?」

「教師でも男よ」

「ちょっ、かなり目怖いんですけどお〜。愛莉紗ってば今から狩りに行くみたいだし〜」




あながち間違っちゃいないけどね“狩”。簡単に言うならば男狩りだね。定まったターゲット・日高という若い新米教師。



「あ。日高先生こっち向いたあ〜」



廊下を歩いていた日高先生がたまたま振り向いた先には――――――――――わたし。ここぞとばかりに日高先生に向かってニッコリと笑った。