「このままずっと愛莉紗は高槻君と仲直りしないつもりなのお?」 「は?するわけないじゃん」 「でもお。高槻君とは家も近いしクラスも一緒なんでしょお?しかも席隣〜」 「…」 その言葉には、押し黙るしかなかった。あまりにも近い環境にいるため接触を余儀なくされる。 何故か2年1組という同じクラスの状況。それに加えて席が隣同士。私はかなりの悪運の持ち主だと思った。 このままの状態では、はっきり言って気まずい。