「―――菜穂ねえ、愛莉紗とぶつかったとき運命感じちゃったあ」 「まじ?私もだよ」 菜穂の言葉に目を数回、パチパチ瞬きさせると頷いた。その言葉に驚いた菜穂は、ポテトチップスを口に含んだまま、私を二度見する。 そして目を見合せ笑った。 あの唐突過ぎる出逢いに。