「八重乗っけて」 「え!ウ、ウチ!?の、乗っけるのは全然良いねんけど荷物が…」 よく見れば八重の自転車の籠には鞄があった。後ろの荷台にもボールが詰め込まれた大きな鞄。 おそらく部活で使う荷物。 ―――――――私は誰の後ろに乗ればいいのかと又もや振り出しに戻り、悩む。