「瀬野ちゃんみたいなタイプも、付き合ってみたら意外に……って、痛っ!」



廉夜くんの後ろには、手をグーにして彼の頭を叩く種梨くん。



「レン、いい加減にしろって。困らせるなよ」


「はいはい。冗談なんだからそんな怒んなよ。ハルも余裕ないなぁ」



「~っ!レンはもうあっち行ってろ!せ、瀬野さん、どこかわからないところある?」


「……えっ?あ、え、えっとね……1192年にヨリトモがついた役職についてなんだけどね……」