「さ、気を取り直して続きやろうか。これの答え合わせ終わったら漢字やろうか」 「うん」 でも、焦ることないよね。 これからはずっと彼のそばにいられるんだから。 戸惑いもなく恥じらいもなく呼べる日が、きっと来るよね? そして、受験当日。 忘れ物がないのを確認し、予定していた時刻よりも早く家を出る。 ふと携帯に目がいったけど 今日は平日だし、彼は学校だよね。 連絡しようかと思って起動した携帯の電源を落とす。