【完】お人好しな彼に、恋をしました。


片付けを麻桜に任せ、彼女の後に続いて体育館を出る。


連れてこられた場所は、体育館の裏。












「フラれました」


「……え?」


「遥希先輩に、フラれました」



開口一番、彼女はそう言った。




「どうして…」


「……っ分かりませんよ、そんなの!でも、本気の本気の……3度目の告白でフラれたら、もうなにも言えないじゃないですか!」



鼻をすする音、震えている声。


私に背を向けているけど、きっと泣いてるんだろう。