「何を……!!確かに団体戦では負けたがその前の個人戦では種梨はかなり上位に食い込んでいるんだ! そっちこそその芽を摘み取るつもりだろう!」 なんなの、これ…… 思わず耳を塞ぎたくなった。 「やめ……」 私が飛び出そうとした時…… 「っやめてください先生!こんなところで……誰かが聞いてたらどうするんですか!?」 それまで黙っていた彼が叫ぶ。 2人の教師は口論をやめて彼を見る。