「……琴葉、さっきから同じとこ縫ってるけど大丈夫なの?」 「……え?わ、うわっ!!」 慌ててミシンの電源を切る。 さっきまで普通に出来てたのに、彼が来たからって動揺し過ぎでしょ私…… いやでもここは……上からレース縫い付ける予定だったから、その量を増やせば誤魔化しがきくかな…… 「あ、ごめん。……俺、邪魔しちゃったよな」 彼が行ってしまう。 どうしよう、私どうしたら…… 違うの。 来てくれたのが嫌だったわけじゃない。