……なんて言えないけど。 うっかりしちゃってましたーって言いながらて笑う鈴音ちゃん。 「先輩、少しお話があるので校舎裏までついてきてくれませんか?」 「……うん、いいよ」 断ったら……と続けられる前に私は返事をする。 私も、聞きたいことあったし。 私は黙って彼女の後をついていった。 「バラされたと思いましたよね?」 「え……」 「瀬野先輩がいじめられていたっていう過去です」