鈴音ちゃんが彼だけでなく、学校中に広めてしまったらと思うと…… 麻桜の耳にも入るかもしれない。 麻桜にはいつか言おうとは思ってたけど、まだ心の準備が自分の中でできていない。 「……琴葉、ほんとにどうしたの?汗の量が尋常じゃないわよ」 「いや、べ、別に普通だよ」 「ほんとに?あたしに何か隠してない?」 うぅ、麻桜鋭い…… でも、言えないよね。