小さい頃からひどい天然パーマに悩まされ、少しぽっちゃりとした体型のせいでいじめの的だった。



私を守ってくれた『彼』はもういないから。





『コイツをいじめていいのはおれだけなんだよ!』なんて言いながら、私を守ってくれた。




でも彼は小学1年生の頃に引っ越してしまった。




すごく意地悪な男の子だったのは覚えてる。


でも、彼の名前が思い出せない。







『───くん、───くん』


『なんだよブス』


『ことね、イジワルだけど ───くんのことすきだよ』


『はぁ?ば、バカじゃねーの』











ねぇ、君は今どこにいますか……?