そして、これでもかってくらい目を見開いて私を見る。 な、何ですか麻桜さん。 そんな、化け物でも見たような顔して。 「こ、ことっ……あ、あんたまさか遥希(はるき)くんに恋したの!?」 ちょっと、声がデカいってば! 麻桜は座っていた椅子を思いっきり蹴り飛ばして立ち上がった。 あの、手のひらで青色のカラコン潰れてますけど…… 「勘違いしないで?恋とかじゃないから」