「そっか」 「どうしてそんなこと聞くの?」 「なんでもないんだ。ごめんな、変なこと聞いて」 人に聞いといて自分は言わないのね。 まぁ、別に興味はないけどさ。 それから、なんとなく気まずくなってしまい私も彼も話すことなく駅に着いた。 「ごめんね、送ってもらっちゃって……しかも傘にまでいれてもらっちゃって」 「うん、風邪引かないようにね」 閉じた傘を私に強引に押し付けて、来た道を走って帰る彼。