【完】お人好しな彼に、恋をしました。


分かんないのに下手に同情されても、相手も嫌だろうしね。


そばを食べ終えて男子たちと別れた後、麻桜と私はお土産屋さんを見て回った。










「あぁー……疲れたね…」


「琴葉、少し老けたんじゃないの?あれくらいで疲れるなんて」


なっ……ひどっ!
麻桜の相手は人一倍疲れるんです!




……とはさすがに言わなかったけど。



帰りのバスの席も、行きと同じで一番前の窓側。