そう言っておもしろそうに笑う。


不思議な人…。


でも何故か一緒にいると、心が温まる。


夕食を終えて、後片付けをしている間に彼がお風呂に入る。


片付け終えると同時に彼がバスルームから出てきた。


「ちょ、慧くん!!」


出てきたのは、下半身にバスタオルを巻いただけの姿の彼。


「あ、悪い。いつもの癖で…」


とは言いつつ、少し嬉しそうな彼。


「慣れてね」


ポンッと頭に手を置かれ、彼は冷蔵庫からビールを取り出す。


あたしは顔を赤くしながらも、彼のしなやかに筋肉のついた体に見とれていた。