出来る事ならもう太陽の光は浴びたくない。


それに、長時間日光に当たっていたあたしの体力は、もう限界だった。


「外に…行きたくない」


あたしが答えると、彼は腕を組んで考え込んだ。


「俺が買ってくる訳にもいかないしな…」


すると彼は思い立ったようにタンスの中を探り始めた。


「確か、昔親が置いといたのがあった気がする…」


昔…?


「あった!!」


彼は声をあげると、あたしに使っていない上下の下着を差し出す。


「使ってないから安心して?」


下着を受け取り、あたしは彼の顔をジッと見つめた。