私は掃除の時、ちり取りの角で手の平を切ってしまっていた。 ポケットに入れておいた絆創膏をさっと貼っただけだから、誰も知らないはずなのに… なぜ…この人は知ってるの? 「だから、持たなくていい。その代わり資料室の鍵かりてこい。ここで待ってるから。」 私たちはいつのまにか資料室前に着いていた。