森の木々がざわざわと揺れ、木々の隙間から青空が見えている。 いつも通りに俺は、定位置である大木の枝の上に寝転がっていた。 木々の揺れる音しかしない、静かな場所。 ここには俺以外誰もいない。 俺はずっと、ただ流れ行く時間をこうして過ごしている。 何も変わりもしない、俺の日常だ。