そう感心していると、 彼の方から奇妙な声が聞こえてきて… 「/@()、!。]^*|'+;;"$?;\|$」 近づいてみると なんだか怪しい言葉が聞こえる。 あ、よくある呪文みたいな。 壁に向かって独り言。 こ、これは… 緊張してるのを絵に書いたような 仕草でなないか。 このパート… どうやら本番前に弱いみたいで。 あたしの緊張もほぐれないまま 本番に臨むこととなってしまった。