『美咲。もう行く時間よ。遼君と、お別れしなさい』




『いやー。イギリスなんか行きたくない
ずっと、遼と一緒がいいよ。』


ドキッ!


『お母さんもよ。だけどしょうがないでしょ?
また、7年したら帰ってくるんだから』



俺だって離れたくないよ。だけど。



まだ、9才の俺はどうしようもなかった