…!? 伸ばした手は なぜか真っ赤に染まり、 差し出されていた手は 見当たらない。 何が起こったのか 分からなくて、 分かりたくなくて… それなのに 「せっかく白龍総長になると 決断してくれたのに、 たった一人の男に 惑わされないで下さいよ」 崎沢は、呆れたように そう言った。