黒龍Ⅱ







だけど、


あたしはそんなことは気にせずに








バキッ






叫んだ弱腰の男を
蹴り飛ばす。











そして、






「…ひとりずつなんかじゃなくていい。


 一斉にかかってきなよ」




あたしがそう呟けば









「馬鹿にしてんじゃねえ!!!」



「この人数じゃ勝てるわけねえだろ!!!」





そう叫びながら
金属バットやナイフを振り回す。