「はは、 そんなに焦らなくても 大丈夫だよ。 ほらっ、 生きてるし!」 そんな竜聖に 笑ってそう返すけど、 「気を付けて下さいね。 麗さん、 女なんですから」 はあー、と ため息交じりの声で 俯かれてしまう。 … 「…うん、 ごめんね。 ちゃんと気を付ける」 その姿を見て、 何だかものすごく悪いことを してしまったように感じて 素直に謝ると 「…俺の方こそ、 すみません」 竜聖も謝ってきたから、 喧嘩なんてしてないのに 仲直り出来たみたいで 自然と笑顔になれた。