あっという間に 授業は終わり、 今は放課後。 授業が終わったと同時に 帰る人ばかりで、 既に教室には あたしを合わせて4人しか居ない。 「…帰ろう」 小さく呟き、 帰る準備を始めると ガラッ 教室の扉が開いた。 静かなこの空間には とても大きな音に聞こえ、 自然と目線は扉の方へ。 「…」 …朝、 あたしの机に落書きしてた女子たち。 そんな風に思っていたら、 気づいたらその人たちは あたしの目の前に立ってて。