ガチャ… 誰かが 寝ているかもしれないと思い、 静かに扉を開けたものの 部屋は真っ暗で 人がいる気配もない。 「…珍しいな」 いつもだったら、 kingの誰かひとりは ここに泊まってるはずなのに。 …と、その時 ガチャ 扉を開ける音と共に、 「…麗さん…?」 とあたしの名前を呼ぶ。 … 「…竜聖…、起きてたの?」 あたしに声をかけた竜聖に 今度はあたしが尋ねる。