そのまま倉庫から出ていった 副総長と優真を見届けると、 「…悪かった」 今度は俺の後ろで 軽く頭を下げつつ、 背中を消毒し始める海龍。 …っ!? 「…っ いや、大丈夫です。 気にしないでください」 と、言いつつも 本当は物凄く痛い。 それでも、 さっきの様子からして 俺を蹴った力なんて 海龍からしたら20%程度だろう。 「…これでよし」 少しして、 そう言った海龍に 「ありがとうございます」 一言、お礼を言うと 「…今日は帰った方がいい。 倉庫は俺たちが片付けるから」 と、海龍。