Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜




「ちょっと張り切り過ぎちゃったわね

お腹一杯で食べれないや」



山本さんは食べ終わった食器を片付けながら呟く



「また明日の朝でも食べたら良いじゃないんですか?」



「そうね、これで明日の朝ご飯作らなくてもいいわね」



手のひらをポンッと叩きながら頷いてる



「わたし、食器洗い手伝います」



「いいわよそんなの美雨ちゃん誕生日なんだから、ゆっくりしてなさい」



「すみません」



「謝んなくてもいいじゃない、また今度手伝ってね」



「はい」



わたしはそのままリビングに向かいソファーに座ってる嶺治さんの横に座ってテレビを見た



テレビの中では今人気のお笑い芸人がコントしていて



時折嶺治さんが声を上げて笑ってる



わたしもテレビを一緒になって見た