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今年の春
この高校に入学して一週間がたった頃の事
わたしはもうこの時すでに屋上にくる事が日課になってた
この日も空を撮ろうとフェンスに寄りかかってた
「あんた誰?」
声がしてわたしは振り返った
目の前には金髪の髪に耳には無数のピアス
紺色のネクタイが風に揺れる
紺色は一年生の証拠
「一年?・・・お前名前なんっつぅの?」
「秦野美雨・・・」
「あぁ、あんたが秦野?・・・
突然なんだけどさ何してんの?」
「空を撮ってる」
「空?何で」
「好きだから・・・」
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