「美雨、」



昂くんに呼ばれわたしはとっさにそっぽ向いて反対方向へ歩く



それからわたしは昂くんを避け続けた



悪気があるわけじゃない



けど避けた時に昂くんの顔が曇るのを見るのはいつまで経っても慣れない



心が痛む



嘉陽ちゃんと行動すれば必ずと言っていいほど昂くんと洋太くんがついてくる



でもわたしが昂くんと話せば嘉陽ちゃんを傷つけちゃう



最近、どうしていいのかわからなくなってきた