Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜




「美雨ちゃん?…美雨ちゃん!」



は、ボーとしてたわたし



「ごめん、もう1回言って」



「えっとね、昂が美雨ちゃん…



「昂がどーしたんや?嘉陽」



「昂が美雨ちゃんのこと好きかもしれん言うてた」



「……うぇ⁉︎嘉陽ほんまなんそれ⁉︎」



少し考えたのか間を置いてからすごく目を見開いて驚いてた



「おい、こう‼︎‼︎」



「お、おう、なんや?てか洋太声でかすぎ」



こっちに歩いてくる昂くん



「こ、昂美雨ちゃん好きなんほんまなんか?」



「え?…なんで?ちゃうって」



そう言って笑う