「おーい……美雨?…手止まってる」 顔が熱い ……何で? 今すごく変な気持ちだ 「みーう?…聞こえてんの?」 わたしの顔を覗き込もうとした龍哉 わたしは龍哉の肩を思い切り押し返して立ち上がる その勢いで膝の上にあったお弁当が崩れ落ちた 「え、…美雨?…どーした」 わたしはそのまま走って屋上を後にした あー、お弁当とかそのままだ でも今絶対顔見られたくないよ 直感だけどきっと…