Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜




「みんなおはよう」



ガラッとドアを開けて入って来たのは滝川くんだった



「あれ、お前ら何してんの?」



「お、龍哉いいところに来た」



「龍哉にも動画送ったろ?猫の」



「あぁ、キモかった朝から何だよって思ったし」



さっきわたしに向けてた笑顔で滝川くんは笑ってる



最低だ...



もしかしてみんな知ってるの?



冷めた目でわたしを見るみんなを見渡した



「その動画を撮ったの秦野かどうか確かめるんだけど

龍哉も一緒に見ようぜ

楽しそうじゃん」



最低だよ、わたし何もやってないのに



滝川くん助けてよ...



「へぇ、面白いの?」



滝川くんはわたしの横をスルーして2人のもとへと歩いていく



やっぱり助けてよなんて思ったわたしがダメだったね