わたしはコンピュータ室に向かいドアを開けた
「あ、秦野さんじゃん?」
「なぁ、秦野ってさマジでこの動画投稿したわけ?」
茶髪の男子二人がそんな事聞いてくる
周りからの冷たい視線
この動画?
「何の話?」
「知ってるくせに、車に轢かれた猫の動画だよ」
「秦野デジカメずっと持ってっからな」
わたしじゃない、そんな事しない
わたしは空しか撮らない
「なぁ、今日もさ持ってきてんだろ?デジカメ
貸せよ俺が中身みてやっから」
と言ってわたしの手の中からデジカメを取り上げた
「ダメ!」
「いいじゃん、ちょっとぐらいさ」
ホントに知らないそんな動画

