――ガチャ
――バタン
「みんなー!今日暴走やるよ、7時からね。
また、バイク取ってくるから、じゃねー。」
下端『はい!わかりました!』
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俊太「いいぜ?泣いても…。」
「ふっ…う…くっ…あり…がとっ
うわぁぁぁぁぁーーー!!!龍ー!!
大好きだったのに…、これで…ヒクッ…よかったんだよね…?
これで龍は、幸せになれるよね…?」
俊太「龍には幸せになってもらわなくちゃ困るぜ。
菜月がこんなに泣いてまでも龍を尊重したんだからな…。」
実は私と龍、俊太は幼馴染みなんだ。
でも龍は俊太って気付かなかったみたい。
俊太は唯一私の過去を知っている人で、
なんかあったときは俊太に聞いてもらってるんだ。
一人じゃ心細いからね…。
龍、大丈夫だよね…?
“誠”みたいにならないよね…?
俊太「菜月、“あいつ”にはまだ、見つかってない…。」
「そっ、か…。」

