真中「…!」
図星か…。
というか、早くこれ剥がすか…。
剥がそうと思って歩き始めると、
――ガラッ
龍斗「おはよー。」
龍…!
真中「龍斗くん、この写真見て?
これ合成とかじゃなくて事実なんだよ?」
なに龍の前だけぶりッ子してんの。
龍斗「どれ……!
なつ、これ…!?」
「龍斗これは…。」
真中「私の前では本音を言ってたのに、龍斗くんの前では言い訳するの?
如月さん酷いよ…。
私如月さんに嫌われてるのかな…?」
言い訳じゃなくて本当のことだし、
しかも言い訳してんのはそっちじゃないの?
真中さんの龍の前での嘘がムカついて私の怒りは最高に達した。
「なにいってんの?
龍の前だけぶりッ子してさ、私は悪者扱い。
“酷いよ…。”とか言う前に、
写真をこの男に撮らせたのは真中さんじゃないの?
この写真、どっからどうみても嫌がってんじゃん。
さっきも言ったけどその想像どっから出来んの?
あとそんなぶりッ子したって龍には通じないよ?」

