そのあと三発くらい、腰塚の顔を殴って、
気絶させたあとなつ姉に、
龍斗「ごめん、なつ…。
こんなこと言っても許してもらえる訳じゃないのはわかってる…。
なつが俺が黒雲の総長って知ってたのは、
前にお礼を言ったとき会ったからで、
妹のかおりを大切にしてたなつが、
殺すわけがない…。
如月組や如月財閥で稼いだお金じゃなく、
わざわざバイトをして、誕生日プレゼントを買っていた…。
そんななつが殺すはずがない…。
なつが優しいのは知ってたのに…、俺…俺……。」
菜月「龍、もういいよ。
───龍に、わかってもらえたから…。」
龍斗「なつ…、こんな俺だけどまた付き合ってくれるか……?」
菜月「…………!」
廉「菜月…。」
菜月「え?」
廉はなつ姉が好きだった…、廉を応援したいところだけど、
廉だったら…、
廉「幸せになれ…。
菜月の過去はまだ知らない…、でも、
“辛い”“悲しい”って菜月から聞こえた。
今度こそ幸せになれ。」
廉…、そう言うと思ってたよ…。
菜月「廉…、ありがとっ…!
龍…、またよろしくっ…!
グスッ…ヒクッ…うわぁぁぁぁ…!」
え!?
龍斗「な、泣くなよ~…。」
菜月「だってぇ~…、幸せすぎる~…。」
嬉し泣きか…。
びっくりした…。
なつ姉、幸せになってね!
葉月side end

