近くに寄って、まだ生きていることを信じて手首の脈をとったら、



まだ生きていた。




……でも、脈拍は遅かった…。




でもまだ間に合うから急いで病院に向かおうとした…。


私たちは油断した…。



周りを見てなかった…。



腰塚がいたことに気づかなかった…。




――パァンッ パァンッ




一発目は私、二発目は俊太に向かって打った…。


撃たれると思って、目を瞑った…。



















が、痛みはこない…。





疑問に思った、私と俊太は目を開けた…。



そこには私と俊太に覆い被さったかおりがいた…。