菜月side



――ガチャ



「ただいま。」



『ただいまー。』






「そこ座って待ってて、お茶持ってくるから。」



大丈夫、大丈夫。




みんななら。




「おまたせ、はい。」




『ありがとう(ございます)。』




「まず葉月には学校であった話をするね。」




私は葉月に、龍と別れた話など、そこで起こったことを話した。




「次に…、“あのこと”について話すね…。」



みんな離れてかないよね…?



俊太「離れてかねぇよ。」



雅「菜月のそばは離れませんよ。」



翔「離れるなんて、一生言わないよ!」



和也「菜月が嫌だって言っても離れねぇからな!」



葉月「やっと会えたんだもん。ずっと双子だよ。」