廉side



菜月が怒鳴って、店を出ていった…。




俺…、なんてことしてるんだ…?



“二股以上”


これが、菜月の過去に関係してるはず。



いくら過去を知らなくても、言い過ぎた…。



菜月の背中が見えなくなった今、後悔の渦がいっぱい出てきた…。






菜月が葉月と仲良く話してる…。


まだ我慢できる。


菜月が他の男に抱きついてる…。


イラッときた…、あれは。




旭が抱き締めてもたまに嫌がるときがあるのに、


自分から抱きついた…。





しかも“大好き”とかな?




怒りに任せて菜月に最低な言葉を言うなんて、俺まじ最低…。




冬斗「…菜月が学校に来たら…、謝りなよ…。」


それが一番だろうな。




「あぁ。」




あのままは嫌だしな。





それにしても最低だな…。


頭を抱えて後悔してる廉だった…。






廉side end