菜月side



葉月、ちゃんと過去に向き合えてよかった…。




もしかしたら積乱の総長に葉月が見つかったら、


また抗争になるかもな…。




気を付けないと…。




しかも多分その総長の名前、




越塚(コシヅカ)だな…。




こいつだけは許せない…!




誠を…誠を…植物状態にしたやつだ…、




あと…、龍の妹を殺したっ…!






腰塚はとことん私のことが嫌いだな…。



どんだけ、私をみんなを不幸にするつもりだ…。


私が近くにいたらみんなが危ないけど…、離れられない…。




葉月「なつ姉、行こっ!」




「あ、うん。俊太に電話しなくちゃ。」



――プルルルルル プルルルルル ガチャ





俊太『終わったか?』



「うん、今どこ?」




俊太『ゲーセン。今から向かうな。』




「りょーかい、じゃ。」




俊太『あぁ。』




――ガチャ ツーツーツー



「今から向かうって。」




葉月「わかったー。



あ、あそこの店、俊太たちが来る前にちょっとみていい?」


ちょっとだしいいか。