これは3年前の話…───。
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俺は当時親友だった、
新橋雄吾(シンバシ ユウゴ)
と一緒にいたときだった。
雄吾「葉月……、
俺、族に入ろうと思うんだ。」
その当時はまだ族には入ってなくて、
雄吾と一緒に夜中、
意味もなく相手を殴ってるやつなど、女を襲ってるやつを止めたりしていた。
もちろん逆ギレするやつもいた。
そいつらに勝てるようにどうしたら強くなれるか、
と話していたところだった…。
「族!?
なんで急に族なんか…。」
雄吾「急じゃねぇ。
前から思ってたんだ。
わざわざ、警察の真似をして止めるよりもいいと思うし、
喧嘩を習えば、堂々とできる!
だから俺は、族に入ろうと思うんだ。
……葉月は?
葉月はどうする?」
俺はその意見はいいと思ったし、雄吾を一人にできなかったから、
「雄吾と一緒の族に入るよ。」
雄吾「マジで!?
よっしゃ!この地区だけでも平和にしような!」
「うん!」
俺たちの夢はこの地区だけでも平和にしよう、
ということだった。
そのために喧嘩を習おうと思った。
それがいけなかったんだ……───。
俺たちは族を知らなさすぎた…。

